トップページへ戻る ペンシル類の使い方 ■ ダーマトグラフ、チャコール、カーボン、ピエールノアールなどは、図のように手のひらの内側で ![]() 持つのがよく、新しい物は、ナイフでゴロゴロ転がして切り、1本を半分にして使いましょう。 ■ 芯の先の形は、いらない紙にゴシゴシこすりつけて整えます。 □ 1本の芯はこのような形にして、線や、幅の広い塗り方などに使います。 ![]() □ もう1本の芯はこのような形にして、屋根瓦など細かい部分を描くときに使います。 ![]() ■ どの用具の場合も、力の入れ方をよく考えて描きましょう。遠くのもの、近くのもの、はっきり描きたいもの、柔らかく描きたいも の、そういった区別をしっかり表現することが上手な絵のコツです。 ■ ダーマトグラフ以外のペンシル類で描いた時は、そのまま色を塗ると、描いた線などがにじんで汚くなってしまうので、必ずフィキ サチフで定着をします。また、定着するまでに手や物が画面に触れると簡単に汚れてしまいます。わんちん(腕鎮)を使うなど、画面 に触れないように十分注意しましょう。 定着の仕方 定着には、スプレー式のフィキサチフが扱いやすく、次のようにします。 ■ 画面以外のところで一度軽く試し吹きをしてみます。怖ごわ吹くと液がきれいな霧状にならず、画面を汚してしまうことがあります。 ■ 図のように画面を立てて、画面とスプレー缶との距離をしっかり取ります。このことはとても大切なことで、吹き付けている間につ いつい近づいてしまうので注意しなければいけません。また、画面を水平に置くことは、万が一きれいな霧状にならず液が垂れた時に 画面を汚してしまうので、してはなりません。 ![]() ■ 吹き付けはペンシル類で描いてあるところだけでよく、吹付けの前によく考えて最小限の範囲にします。 ■ 吹付けの方向は図のように左右にします。往復することは一部に濃くなる場所ができるので良くありません。また、場合によっては、 左右でないほうが良いこともあり、吹き付ける範囲をよく考えてなるべく均一になるようにしましょう。 ■ 吹付けは、一度に多量にならないよう、軽く二三度に分けて行います。一度にどれくらい吹き付けたらよいかは、経験で知るより仕 方がなく、練習として、小さな画用紙に適当な線を描き、それに吹き付けてみて乾燥したら筆で水を塗ってどうなるかを確かめるのが よいと思います。 ■ なお、吹付けが多すぎた場合は、絵具がスッと付かず、すっきりしない仕上がりになってしまうので、お気をつけ下さい。吹付けの 間隔は一概には言えませんが、経験的にはおよそ3~5分といったところでしょうか。 上へ戻る |